低体温症

この度の熊本大地震の被災者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

医療チームも全ての皆様にはまだまだ行き届かない状態にあると言います。

日頃から、このような災害時、ご自分の体にどのような弱点があるのか、どんな対策が出来るのか、知っておくのが良いですね。

熊本は、夕べは気温6度、日中は22度と、寒暖差が大変激しいようです。

お年寄りや冷え症の女性は、体温が下がりやすいです。

避難所は、雪山と違い、余り気が付かないうちに、ひたひたと低体温になるようです。
低体温とは、体温35度を下回る状態です。

お年寄りは、入院中にも発症することがありました。

体温が低くなると、返事や反応が遅くなって来ます。

更に低下すると、意識もうろうとなって来ます。

体は体温を上げようとして、防御機能が働き、体感的に暑いと感じてしまいます。

その時、矛盾脱衣という症状が起こり、服をどんどん脱ぎ始めます。


避難所は床が冷たいし、暖房も難しい状態にあったり、寒い事が多いです。

お年寄りや冷えやすい女性は、なるべく風が入る出入り口付近にいるのは避け、床は毛布などを敷き、温かい物を体に入れ、服の上からでも新聞紙やゴミ袋やラップなどを体に巻いたりして、体温の低下を防ぐことが大事です。

もし、早期に症状に気付いたならば、毛布、あれば湯たんぽや電気毛布などでとにかく保温し、近くの医療スタッフにお知らせ下さい。

予防するにも大変困難な状況にあるとはおもいますが、いろんな方が、その予防法とサインと対処法を知っていることで、少しはお役に立つ事を願い、書いてみました。


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